統計や機械学習に関するプログラミングではPython
やR
が用いられることが多いですが、近年Julia
も注目を集めています。そこで当シリーズではJulia
の基本構文からライブラリの用い方などについて取りまとめます。当記事ではJulia
の定数について取りまとめを行いました。
・Julia
入門
https://www.hello-statisticians.com/julia
・Julia 1.8 Documentation
https://docs.julialang.org/en/v1/
Contents
定数の定義
Julia
における定数の定義は下記のようにconst
を用いることで行うことができます。
const c1 = 1.0
println(c1)
・実行結果
1.0
変数では一度定めた値を変更できますが、定数の場合は基本的には更新できないことに注意が必要です。
const c2 = 1.0
c2 = 2.0
・実行結果
WARNING: redefinition of constant c2. This may fail, cause incorrect answers, or produce other errors.
予め定義された定数
円周率を表すpi
は予め定義されているので、三角関数などの計算の際は用いると良いです。
println(pi/3)
println(cos(pi/3))
・実行結果
1.0471975511965976
0.5000000000000001
また、VERSION
にはJulia
のバージョンが格納されていることも抑えておくと良いと思います。
println(VERSION)
・実行結果
1.8.0
バージョンに関してはインストールされたJuliaのバージョンが出力されるので、インストールのタイミングによって結果が異なることにご注意ください。
参考
・Julia 1.8 Documentation
https://docs.julialang.org/en/v1/