【Julia入門】Juliaの基本事項③ Juliaの定数の定義と予め定義された定数

統計や機械学習に関するプログラミングではPythonRが用いられることが多いですが、近年Juliaも注目を集めています。そこで当シリーズではJuliaの基本構文からライブラリの用い方などについて取りまとめます。当記事ではJuliaの定数について取りまとめを行いました。

Julia入門
https://www.hello-statisticians.com/julia

Julia 1.8 Documentation
https://docs.julialang.org/en/v1/

定数の定義

Juliaにおける定数の定義は下記のようにconstを用いることで行うことができます。

const c1 = 1.0
println(c1)

・実行結果

1.0

変数では一度定めた値を変更できますが、定数の場合は基本的には更新できないことに注意が必要です。

const c2 = 1.0
c2 = 2.0

・実行結果

WARNING: redefinition of constant c2. This may fail, cause incorrect answers, or produce other errors.

予め定義された定数

円周率を表すpiは予め定義されているので、三角関数などの計算の際は用いると良いです。

println(pi/3)
println(cos(pi/3))

・実行結果

1.0471975511965976
0.5000000000000001

また、VERSIONにはJuliaのバージョンが格納されていることも抑えておくと良いと思います。

println(VERSION)

・実行結果

1.8.0

バージョンに関してはインストールされたJuliaのバージョンが出力されるので、インストールのタイミングによって結果が異なることにご注意ください。

参考

Julia 1.8 Documentation
https://docs.julialang.org/en/v1/