統計検定準1級 問題解説 ~2018年6月実施 問11 因子分析~

問題

過去問題は統計検定公式が問題と解答例を公開しています。こちらを参照してください。

解答

[1] 解答

$\boxed{ \ \mathsf{20}\ }$ : ①

共通性は因子負荷量の$2$乗和で計算されるので。ア)、イ)はそれぞれ下記のように計算される。
・ア)
$$
\large
\begin{align}
\pm \sqrt{0.9412-0.96^2} = \pm 0.14
\end{align}
$$

・イ)
$$
\large
\begin{align}
\pm \sqrt{0.8762-(-0.71)^2} = \pm 0.61
\end{align}
$$

上記が成立し得るのは①のみであるので、①が正しいことがわかる。

[2] 解答

$\boxed{ \ \mathsf{21}\ }$ : ④

バリマックス回転は因子負荷行列の各要素の$2$乗の分散の和を最大にする回転であるので、④が正しいことがわかる。

[3] 解答

$\boxed{ \ \mathsf{22}\ }$ : ②

図を解釈することで②が適切でないことがわかる。

解説

どれも因子分析に関する基本事項の確認なので、ワークブックなどを元に基本事項を抑えておくと良いと思われました。

参考

・準1級関連まとめ
https://www.hello-statisticians.com/toukeikentei-semi1